住宅ローンの金利が大変なことに
いきなり猛暑に突入ですね、子供と公園で遊んでいたら、滝のような汗が・・・
命の危険を感じるレベルでした。
2016年頃、マイナス金利というニュースが世を騒がせていましたが、その後
あまり話題になることはありませんでしたよね。
時を経て、2019年7月 長期固定の住宅ローンである「フラット35S」の金利が
ついに1%を割り込み、0.93%となりました。
もはや多くの民間金融機関の10年固定金利を下回る状況です
これは、大変なことです、何が大変かというと、借金してお金が増えるという
状況ができるということだからです。普通は借金したら借りたお金以上にお金を払わなければ
ならないのですが、住宅ローン減税を加味すると、借りた人の方が借りない人より有利になる
という現象が起きてしまいます。
具体的に3,000万円の住宅ローンを35年返済で組んだ場合の例で見てみると
①10年間の利払額 約245万円
②10年間の住宅ローン減税額 約259万円
※年末残高の1%を控除し切れる条件
となり、10年後は②-①=約14万円
ローンに払った利息より、減税で受け取る減税額が多くなることがわかります
つまり、仮に10年後にローンを全て返済した場合には
ローンを組まずに現金一括で住宅購入した人より得してしまうという
変な現象が起こることになります。
フラット35の金利は基本的に10年国債の金利に連動しています
今後の動向を見通すうえで鍵を握っているのが日銀の動向です
日銀が国債をどんどん買い入れていけば、金利はさらなる低下の可能性があります
この点、6月の金融政策決定会合にて、日銀の黒田総裁は
さらなる金融緩和の可能性と、金利低下の許容度拡大について触れています
そうなると、まだ金利は下がる可能性があるということになります
そのうち、金利水準において、変動金利などと肩を並べる可能性があるかもしれません。
おうちコンシェルの相談コンセプトである
『ライフプランニングに基づいた、お金に困らない賢い家づくり』
において
住宅ローンの選別、返済プランの検討は大きな要素の一つです
是非ご相談ください。
おうちコンシェル 黒田