家計に影響を与える二つのもの
こんにちは
最近のニュースで記録的なことがいくつか起こっています。
・13年振りの1ドル125円
・日経平均株価がバブル期以来の20,500円
など。
株価の上昇については、株を持っていない人にとっては
あまり関係ない話ですね。しかし、急速に進む円安については
モロに家計を直撃しています。
現代社会において、家計支出増大に直結する二大要素が
円安と原油価格です。
輸入に頼る日本は円安になると物価があがります
多くを輸入する石油については原油高になると物価が上がります
ちなみに、今は円安の原油安、つまり、物価が上がる要因と下がる要因
が同時に起こっているわけですね。本来はインフレを起こすのに円安か
原油高 どちらかだけで良いのですが相殺してしまい、アベノミクス目標の
物価2%高が達成出来ていません。
円安については非常にわかりやすくあらゆるものが値上がりしています。
乳製品や小麦粉、大豆製品など上昇しています。冷静に考えるとほんの
数年前まで1ドル75円だったわけですから、おなじものを1.7倍近くで買う
必要があるわけですね。
原油価格について最も身近なのがガソリンの値段です、数年前に1L180円
くらいまでいきましたよね、実際の原油価格はその時の半分以下になりました
しかし1L90円とはなっていません、理由はガソリン価格の約4割が税金だか
らです。
住宅についてはどうでしょうか、海外から多くの部材を輸入する輸入住宅に
ついてはダメージが大きいのは想像に難くありません。輸入していない部材
については、プラスチックなどの石油関連部材は恩恵を受けることになりますね。
食品であれば、内容量を減らして値上げはしないという隠れ値上げはできますが
住宅について同様のことをされてはたまったものではないですね。
そのような視点で、住宅の割高感、割安感を見極めても良いかもです。
黒田 健一