団信だけでは安心できない
住宅ローンを組む際に重要な要素の一つが団体信用生命保険
要はローンの契約者が死亡すると住宅ローンがチャラになるという
とても心強いアイテムです。
確かにローンはチャラになる、しかし、住んでいる家がそのまま手に
入るかどうかは確実ではないことがあります。
それは、子供のいない夫婦の場合です。
夫が死亡した場合、その財産である家は相続財産となります。
子供がいれば、妻と子で相続して終了なのですが、子がいないと
夫の親や兄弟が相続権を持つことになります。
もし、親がいた場合は、親に1/3の権利が発生しますので
3,000万の家なら1,000万親に払わなければいけないことに
なります。親がいなくて兄弟がいれば1/4分払わなければなりません。
他のケースの相続と同様、現金が用意出来なければ、最悪家を売却
しなければならなくなるかもしれません。
ですので、夫もしくは妻が死亡しても確実にその家に住み続けたい
場合は、団信の他に、相応の生命保険にも加入しておくと安心です。
<黒田 健一>