住宅ローンの不思議③
8年前に借りた住宅ローン
30年返済で、当初10年固定で金利が1.5%
このようなローンを組まれている方がよくご相談に来られます。
一般的に、固定金利期間(この場合10年)が終了すると、その後は
変動金利に移行します。
ところで、史上最低金利を更新していると騒がしい現在、新しく
ローンを変動金利で組む場合、0.58%で組めたりするわけです
そうすると上記の場合、1.5%⇒0.58%になるんじゃないの
と思われている方も多いのですが、残念ながらそうはなりません。
では、どうなるのか・・・
多くの場合、2.4%くらいになります。
何故!!
まず、融資金利の決め方にマジックがあります。
多くの金融期間は、融資金利=店頭金利―割引金利
という計算式でローン金利を決めています。
住宅ローンの金利はどんどん下がってきていますが、、実は店頭金利
自体は殆ど変わっておらず、割引を大きくすることで融資金利を下げて
います、それだけ借りて欲しいのです。
しかし、この割引金利、返済期間中ずっと割り引くとは
なっていないケースが多いのです。
つまり、固定期間終了後は割引のない店頭金利になる場合が
多いということです。実際この通り事が運んでしまう場合は
借換えという選択をする方が有利になるケースが多いですので
そのような条件で組まれている場合は固定期間の満了を待たず
ともすかさず借換えすることをオススメします。