住宅購入促進の最終兵器
予想通りではありますが、フラット35の金利が、2月も過去最低を
更新してきました。
今月はさらに、昨年度末に閣議決定された
「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」が話題になっています。
何が緊急だったかというと、国が想定していたよりも個人消費が上がって
おらず、アベノミクス失敗と結論付けされないように緊急です。
何はともあれ、その中に、住宅市場活性化策として2,095億円の追加
予算が見込まれています。
1.フラット35Sの金利優遇が▲0.3%⇒▲0.6%に拡充
2.省エネ住宅に関するエコポイント実施
この2点です。
フラット35Sは2月の金利に当てはめれば、当初期間1.37%-0.6%=0.67%
となり、そこらへんの民間銀行の10年金利をしのぐ低金利となります。
まさしく、民業圧迫レベルですが、予算をジャブジャブつぎ込めば、金利はいくらでも
下げられるというメッセージになってしまいますね。逆に、消費者の動きを止めてしまう
ことになるかもしれません。
エコポイントについては、最大30万といったところのようですが、毎度似たような
感じですが、言葉の印象だけをとらえると、省エネこそ正義のように印象づけて
しまいます。
省エネは、住宅の大事な要素ではありますが、あまりそこばかりに目がいって
しまうと、大切なことを見失いかねませんので、判断は慎重にです。
アベノミクスよりミックスお好み焼きが食べたい
黒田 健一でした