建築地選びのポイント(2)
こんにちは。
昨日に引き続き建築地選びについてです。
気にいった土地が2ヶ所あるとします。
価格・利便性・安全性等がほぼ同じだとしたら
どちらを選ぶべきか迷いますよね。
そんな時にはその土地に住宅を建築する際に
どのような制限があるかも重要なポイントになります。
<都市計画法に定められた土地の用途地域をチェックしましょう !>
・・・12種類の用途地域のうち、住宅を建てることができないのは工業専用地域だけで
他の用途地域であれば一戸建て住宅だけでなくマンションが建てられる地域もあります。
ただし、住宅地としての環境は大きく異なりますから
それぞれの特徴をよく考えなければなりません。
また、敷地を有効活用して総二階の住宅を建てようとしても
「北側斜線制限(北側の隣地への採光を確保するための基準)」のために
北側隣地から2~3m空けないと総二階を建てることができない用途地域があります。
ですから、土地を探す前に
建てたい家の大きさと形をはっきりさせておくことが必要です。
そして、それは土地と建物に掛けることのできる予算に直結しています。
ここで多くの方が気づかない落とし穴があります。
雑誌等に、毎月安心して返済できる住宅ローンとして
こんな式が書かれていることがあります。
家賃×12カ月+住宅のための貯蓄額(年額)=年間返済可能額
年間返済可能額÷12=毎月の返済可能額
これって、現在の家計だけをもとにしているので
将来の「収入-支出」は現状維持以上でなければ成り立ちません。
今後お子さんの教育費が増えることや老後の必要資金、
また、家を建てた後のメンテナンス費等は考慮されいません。
家を建てた後の将来に渡る家計計画(ライフプラン)という視点で
本当に安心できる予算を出してから、土地を探すことが大切だと思います。
<スタッフ/たにみちけいこ>