ずっと住める家
こんにちは。
昨日、四国、中国、近畿地方が梅雨入りしたとみられると
各気象台が発表しました。北陸ももうすぐですね。
ムシムシ・ジメジメして、不快指数の上がる梅雨は
実は、家にとっても不快な季節です。
そして、使ってある素材や材料によってはかなりの負荷がかかります。
例えば、一年中涼しくてカラッとした北欧で育った木を
高温多湿の北陸で住宅に使ったらどうなるでしょうか?
壁の中の柱等の構造材はその湿気に耐えられると思いますか?
どんどん湿気を吸ってしまって、腐朽菌まみれになったら本当に大変です!
腐朽菌は木を腐らせてしまいます。
木材腐朽菌への耐性は樹種によって大きな差があります。
どんな木が長持ちして強いのか知っていますか?
良心的な材木屋さんが、絶対に使ってはいけないと言っている木もあるんですよ。
リフォームの現場で、白いキノコが生えた柱を見たことがあります。
表面は柱があるように見えましたが、実際には中はボスボスで
柱としての働きは全くしていませんでした。
そんな柱は、地震がきたらどうなるんでしょう。
また、湿気を帯びた木が大好きな悪者もいますよ。
シロアリです。
シロアリは下から入って、柱の中をどんどん上に向かって食べていきます。
2階の柱にまで被害の出ている家を見たことがあります。
身体を上下にゆすると、家がフワフワたわみました。
仕上がった直後の住宅は、どれも新しくてきれいです。
でも、10年、20年、30年と年月を重ねていくと
家の”寿命の差”が表れてきます。
最初は安く建てることができても
20年、30年で建替えなくてはならないような家だったら
結局は高い買い物になってしまうかもしれません。
家づくりは、50年・60年先までの必要経費をトータルに考えて
じっくり、ゆっくり、念入りに計画しましょう。
メンテナンスをしながら、ずっと住める家が
結局はいちばんお得な買い物だったら、どんな家づくりが最適でしょうか。
おうちコンシェルでは、家づくりの現場にも携わったFPが
ご家族のライフプランを元に、資金計画から建築会社選びまで
第三者機関としてトータルにお手伝いしています。
<スタッフ/たにみちけいこ>