梅雨にうれしい畳のお部屋
こんにちは。
毎日新聞のweb版で可愛い写真を見つけました。
京都の老舗畳屋さんの「猫ホイホイ畳」です。
猫は線で囲んだ円などに好んで入る習性があり、これをヒントに企画したそうです。
畳が好きだからというわけではないようです。
自宅の和室は2階にあります。
当初、1階のリビング横に和室がほしかったのですが
予算の関係で2階になってしまいました。
普段使うことのない和室ですが、その効能が梅雨時に実感できます。
雨が降ると屋内がジメジメしがちですが、和室の扉を解放しておくと
畳の調湿効果が発揮されます。家全体がカラッとしてます。
畳1枚は500㏄の水分を吸ったり吐いたりしてくれるんです。
だから、湿度が高くなると畳が吸収してくれて
逆に乾燥してくると吐き出してくれます。
そのほかにもこんな効能があります。
・空気清浄効果
・断熱効果
・防音・吸音効果
・集中力持続効果
ある塾が学習室を畳にしたところ、成績がアップしたそうですよ。
リビングに畳コーナーなんてあるといいですね。
お子さんが集中して宿題してくれるかもしれません。
ただ、畳を選ぶときにはふたつのことに気を付けてください。
まず、畳表は国産のイグサであること。
きれいな緑色のもののほとんどが中国産です。
強い農薬が使われていることが多く、それ自体がアレルギーの原因になったり
日本の殺虫剤が効かない虫(の卵)が侵入していることもあります。
そして、芯材となる板状の畳床は本物のワラであること。
近頃多い発砲スチロール等の化学製品のものでは先程の効能はありません。
芯材の違いによって畳の厚みが異なるので
途中で伝統的な畳に入れ替えることができません。ご注意ください。
<スタッフ/たにみちけいこ>