地震の被害に遭われた方への生保・損保の保険料払込猶予の対応
余震が続き、不安な気持ちで過ごしていらっしゃる皆様に
一日も早く落ち着いた生活が戻りますようにお祈りしています。
今回の地震で被災された方を対象に
生保・損保の保険料払込みの猶予が最長6ヶ月延長されます。
通常、保険契約を有効に継続させるためには、
払込方法に応じた期日までに継続的に保険料を払い込む必要があります。
保険料の払い込みが遅れて、払込猶予期間が経過すると
自動振替貸付が適用されるか、そのまま契約が失効するかのいずれかになります。
失効すると契約は効力がなくなりますので、保険金などが受け取れないことになります。
今回は、保険契約者からの申し出があれば、保険料の払込みが最長6カ月延長されます。
でも!
被災された方の中には、この申し出をすることが簡単ではない方も多いのではないでしょうか。
ご家族全員がどこの保険会社のどんな保険に入っているかがわからないと
申請することができません。
保険証券等は被災した家の中に置かれたままになっていて
取り出すことが困難な方もいらっしゃるでしょう。
余震が続く中、探し物をしに家に入るのはとても危険です。
これからは、いざという時のための簡単なメモを持ち歩く等の対策が
どの地域に住んでいても必要になってきているなと思います。
メモには、健康保険証の番号や家族の電話番号もあったらいいですね。
私は検索機能が使えないと全くお手上げです。
夫の番号すらはっきり覚えていませんから。
災害時には毎日の衣食住を確保するだけでも本当に大変ですから
普段からちょっとだけできることを備えておきたいと思います。
おうちコンシェル/谷路啓子