イマドキの大工さん事情
先日、NHKの歴史秘話ヒストリアという番組のなかで、徳川家康に仕えた
大工の棟梁の話があり、とても楽しく拝見しました。
職人さんの中でも大工さんといえば、やはり家づくりにおいては職人の中の長と言える
立場です。家の良し悪しは大工さんの腕にかかっていると思っている方も多いと思います
実際、テレビでも紹介されていたように昔の大工さんは腕に大きな差がありました。
持っている道具やその使い方、材料の目利きなど多くの経験や能力が必要でした。
ですので、一人前と言われるまでになるには10年も20年もかかったわけです。
カンナの削りカスを見ただけで腕前を判断できるなど、本当にザ職人という世界でした。
現在はどうかというと、一部のものを除けば、多くの木材は工場等で加工されて現場に
運ばれてくるので、「組み立てている」という表現が近いのかもしれません。実際に今の
若い大工さんの中には、カンナやノミを使えない、もしくは持ってさえいないというのも
増えてきているようです。一人前になる必要年数もグッと短くなっています。
ベテラン大工さんと若者大工さん、それぞれに良いところと、そうでないところがあります
建てる家の特性に応じて上手に大工さんを使いわけたり組み合わせたりする、そのような
配慮ができる住宅会社さんが良い住宅会社さんであると言えます。
また、大工さんは今も昔も気分屋さんが多いです、大工さんが長くついてきている会社
は、人として魅力がある経営者がいる会社とも言えます。
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